勝手にマリアージュ
ダブルチーズケーキとワインの会

2021年4月16日(金)
今日は題名にもあがっている「チーズケーキとワインの会」を通常営業をしながらお店で開催しました。
以前から美味しいのは教えていただいていたのですが、尾道にある「Nature」さんというお店の「尾道ダブルチーズケーキ」というチーズケーキをメインにその他、「石畳」という6層になっているチョコレートケーキやコーヒークリームのロールケーキ、コーヒーゼリーのムース、ショートケーキ、ドライレモンにチョコレートをコーティングしてある「レモンジェット」など、本当に沢山のスイーツとワインを合わせました。
本日合わせたワインは以下のワイン
ディンハイマ・シュロス
2019 ドルンフェルダ仲村わいん
び・SparkBBR ソーテルヌ 2015 レチョート・ディ・ソアーヴェ 2016 ポール・ロジェ・ピュア・エクストラ・ブリュット
まず初めに、チョコレートのケーキとコーヒーゼリーのムースを頂きました。
このワインには赤ワインを合わせました。実は今、チョコレートに合うワインをずっとさがしていたのですが、最近にヒットしたワインを合わせることにしました。
チョコレートの種類によっても合う合わないはあるのですが、このチョコレートケーキにはとても良くあいました。
チョコレートの甘さをワインがきれいにすっきりさせてくれるのですが、決して風味なども損なわず風味を残しつつ、幸せがやってきます。その繰り返しがどんどんケーキを進めてくれ、ペロッと頂けてしまいました。
そのあとのコーヒーゼリーのムースには「中村わいん」さんの「び・Spark」を頂きながら食べさせていただきました。
この「び・Spark」は優しい甘いさ果実味満載の微発砲ワイン。
飲みやすく、ドライフルーツなんかとも良くあうのですが、比較的どのスイーツとも仲良くしてくれるワインで、とっても美味しくいただきました。

レモンピールにチョコレートをコーティングしてある「レモンジェット」には、「BBRのソーテルヌ」と「仲村わいん び・Spark」を合わせました。オレンジのチョコレートによく合うこのワインに期待をしたのですが、やはりレモンの酸味や苦みに少し反応し、後味に若干の苦みが出てきました。それでも、全く合わないという話ではなく、美味しく合わせることが出来ました。ただ、こちらも「び・Spark」はうまくペアリングをしてくれます。本当に凄く美味しく頂きました。
さて、本命の「尾道ダブルチーズケーキ」ですが、こちらには「レチョート・ディ・ソアーヴェ」と「ポール・ロジェ・ピュア・エクストラ・ブリュット」を合わせました。
ソアーヴェはチーズケーキの酸味と合わさり、口の中に幸せを運んでくれる、至福の時間を与えてくれました。
そして、もう一つの「ポール・ロジェ」補糖が全くされていない、葡萄のみの糖分で作られています。「できる限り自然のままの状態でワインを造る」という、ポール・ロジェが追及してきた哲学で造られているこのシャンパンはエレガントでありシャープ、そんなシャンパーニュとのチーズケーキ。どんな風になるのか?たのしみだったのですが、本当にびっくり!チーズケーキを食べ、シャンパンを一口。ん?何この感じ?
口の中で合わさり、そして喉元を通り過ぎる頃に絶妙に合わさったマリアージュがふわっと香る。
これには感動でした!というか、今回の参加の皆さんは何度かいろいろなシャンパンと合わせておられ、ご存じだったのですが、その感動を知らない私とスタッフはもうビックリ!「えっ!?こんなに辛口なのに、こんなに合うの?」って。
今回のこのチャレンジ、お客様からの依頼を受け、私なりにペアリングやマリアージュを目指し、選んできたワインでしたが、凄く勉強になる時間でこれから食事をしながらワインを飲むのが、もっともっと楽しみになりました。
美味しい飲食は本当に幸せを運んでくれます。
いつか、こういう美味しさを提供できる何かが出来たらいいな 💛
そんな気持ちになれる時間。本当にありがとうございました。
これからもどんどん「勝手にマリアージュ」、失敗も成功もどんどん更新していきます!
どうぞ、よろしくお願い致します。